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勉強の集中力を高める「ポモドーロ・テクニック」とは

  • ota647
  • 1月16日
  • 読了時間: 10分

更新日:1月21日

こんにちは。美馬うだつ塾です。


今回は、集中力を高めるための勉強法「ポモドーロ・テクニック」について解説します。


「勉強しようと思って机に向かったのに、気づけばスマホを触っていた」

「集中しなきゃと思うほど、逆に集中できない」


──そんな悩みを抱えている方は多いのでは。


実は、集中できない原因は意志の弱さではなく、勉強のやり方にあることがほとんどです。


集中力に関して悩みを抱えている方は、今回ご紹介する「ポモドーロ・テクニック」をぜひ試してみてください。


勉強中に集中できないのはなぜ?


そもそも集中力が続かないのはなぜなのでしょうか。


私自身も学生の頃は「スマホが原因かな…?」と思い、別の部屋に置いてみたり、1時間ごとに勉強する教科をコロコロ変えてみたりなど、色々な方法を試した記憶があります。


集中力が続かないと、「やっぱり自分はダメなんだ…」と、つい自分を責めてしまう方もい

るかもしれませんが、勉強のやり方や環境を見直すことで改善できる部分も大きいです。


まずは勉強と集中力に関する誤解について2つ紹介していきます。


誤解1:「集中力は鍛えることで長時間続けられる」

誤解1:「集中力は鍛えることで長時間続けられる」

「もっと集中しなければ」「最後まで集中できない自分はダメだ」と自分を追い込んでしまっていませんか。


そもそも集中力には限界があるという前提を知ることが大切です。


人の脳は、長時間同じことに集中し続けられるようにはできていません。


特に勉強のように頭を使う作業では、集中力は時間とともに確実に低下します。


それにもかかわらず、無理に集中を続けようとすると、効率が下がるだけでなく、勉強そのものが苦痛になってしまいます。


勉強ができる子ほど、合間に仮眠をとったり散歩をしたりなど、意識してリフレッシュするようにしています。


「集中力は永遠に続かないもの」と理解したうえで、短い集中と適度な休憩を前提にした勉強法を選ぶことが、結果的に学習効率を高める近道になります。


誤解2:「長時間勉強=良い勉強」という誤解

誤解2:「長時間勉強=良い勉強」という誤解

「今日は6時間も勉強したから大丈夫」と、勉強時間の長さだけで努力を判断していませんか。


実はこの「長時間勉強=良い勉強」という考え方は、多くの学生さんが陥りがちな誤解です。


集中力が落ちた状態で机に向かい続けても、内容はほとんど頭に入らず、ただ時間だけが過ぎてしまいます。


それでも「時間だけはやった」という安心感から勉強した気分になり、学習方法を見直す機会を失ってしまうこともあります。


本当に大切なのはどれだけ集中して取り組めたかという「質」です。


短時間でも集中して取り組んだ勉強の方が、記憶に残りやすく、成果にもつながりやすくなります。


勉強の成果を高めるためには、時間の長さよりも集中できる環境とやり方を意識することが重要です。


ポモドーロ・テクニックとは?


集中力に関する誤解について説明したところで、次はさっそく集中力を高めるための勉強法「ポモドーロ・テクニック」について解説していきます。


ポモドーロ・テクニックの基本的な考え方

ポモドーロ・テクニックの基本的な考え方

ポモドーロ・テクニックの基本的な考え方は、「集中力は短時間で区切ったほうが最大限に発揮できる」という点にあります。


人は長時間集中し続けようとすると、どうしても途中で集中が切れてしまいます。


そこで、あらかじめ「25分だけ集中する」「その後5分休憩する」と時間を区切ることで、脳に無理をさせずに集中状態を作りやすくします。


ゴールが明確になることで、「とりあえず少しだけやってみよう」と勉強を始める心理的ハードルも下がります。


また、休憩を前提にしているため、集中とリフレッシュのリズムが生まれ、疲れを溜めにくいのも特徴です。


なぜ「25分+5分」が集中しやすいのか

なぜ「25分+5分」が集中しやすいのか

ポモドーロ・テクニックで「25分+5分」が集中しやすい理由は、脳の集中力が保ちやすい時間帯に合わせて設計されているからです。


「いつまで続くか分からない作業」には集中しにくい一方、「25分で終わる」と分かっている作業には全力を出しやすくなります。


また、脳が疲れ切る前に区切りを入れられるため、集中力の低下を防げます。


さらに5分の休憩を挟むことで、脳を一度リセットでき、次の集中に備えることができます。


この短い集中と休憩の繰り返しが、ダラダラ勉強を防ぎ、結果的に高い集中状態を維持しやすくするのです。


ポモドーロ・テクニックが勉強に向いている理由

ポモドーロ・テクニックが勉強に向いている理由

ポモドーロ・テクニックが勉強に向いている理由は、「集中しやすさ」と「続けやすさ」を同時に満たしている点にあります。


勉強は成果がすぐに見えにくく、途中で集中が切れやすい活動ですが、時間を区切ることで「今はこの25分だけ頑張ればいい」と意識を限定できます。


その結果、勉強を始めるまでのハードルが下がり、取り組みやすくなります。


特に勉強が苦手な人ほど、「やる気が出てから始める」のではなく、「短時間だけ始める」ことが重要です。


意志の強さに頼らず、誰でも実践しやすい点で、勉強と非常に相性の良い方法だと言えます。


勉強に使えるポモドーロ・テクニックの正しいやり方


次にポモドーロ・テクニックのやり方について詳しく説明していきます。


基本の手順(25分集中+5分休憩)

基本の手順(25分集中+5分休憩)

ポモドーロ・テクニックの基本の手順はとてもシンプルです。


まず、取り組む勉強内容を一つ決め、タイマーを25分にセットします。


この25分間は、途中で席を立ったりスマホを触ったりせず、その勉強だけに集中します。


25分経ったらタイマーを止め、次は5分間の休憩を取ります。


休憩中は軽く体を動かしたり、目を休めたりする程度に留め、スマホやゲームなど集中を大きく乱す行動は避けるのがポイントです。


この「25分集中+5分休憩」を1セットとして繰り返していきます。


4セットほど行ったら、少し長めの休憩(30分程度)を取るとより効果的です。


手順が明確なため、勉強が苦手な人でも迷わず始めやすいのが特徴です。


勉強前に必ずやるべき準備

勉強前に必ずやるべき準備

ポモドーロ・テクニックで集中力を高めるためには、勉強を始める前の準備がとても重要です。


まず、今日取り組む勉強内容を具体的に決めておきましょう。


「数学のワークを進める」ではなく、「数学のワークの○〜△ページを解く」といったように、できるだけ明確にします。


次に、集中を妨げるものを物理的に遠ざけます。


スマホは別の部屋に置くか、電源を切るのがおすすめです。


また、必要な教材やノート、筆記用具を事前にそろえておくことで、勉強中に立ち上がる回数を減らせます。


こうした準備をしておくことで、「始めてから迷う時間」や「集中が途切れる原因」を減らすことができ、25分間の集中を最大限に活かせるようになります。


タイマー・アプリの活用方法

タイマー・アプリの活用方法

ポモドーロ・テクニックを効果的に続けるためには、タイマーやアプリの活用がおすすめです。


キッチンタイマーやスマホのタイマー機能でも十分ですが、あらかじめ25分と5分が自動で切り替わるアプリを使うと、時間管理の手間が省けます。


重要なのは、勉強中に時間を気にしなくて済む環境を作ることです。


タイマーをセットしたら、残り時間を何度も確認する必要はありません。


また、記録機能のあるアプリを使えば、何セット勉強できたかが可視化され、達成感やモチベーションアップにもつながります。


ただし、スマホを使う場合は通知が集中を妨げないよう、機内モードや通知オフに設定しておくことが大切です。


タイマーは集中を助ける道具として、シンプルに使うことを意識しましょう。


ポモドーロ・テクニックの注意点


ここまでポモドーロ・テクニックの方法について説明しましたが、進める上での注意点も解説します。


向いていない勉強内容もある

向いていない勉強内容もある

ポモドーロ・テクニックは便利な勉強法ですが、すべての勉強内容に万能というわけではありません。


例えば、文章を書く作文や論文、じっくり考えながら解く記述問題などは、集中が深まったタイミングで時間を区切られると、思考が中断されてしまうことがあります。


また、英語の長文読解や数学の難問に取り組んでいる最中にタイマーが鳴ると、流れが途切れて効率が下がる場合もあります。


このような勉強では、ポモドーロの時間にこだわりすぎず、「一区切りつくまで続ける」といった柔軟な使い方が大切です。


暗記や計算練習など区切りやすい勉強と、深く考える勉強を使い分けることで、より効果的な学習につながります。


休憩時間の過ごし方を間違えると逆効果

休憩時間の過ごし方を間違えると逆効果

ポモドーロ・テクニックでは休憩も重要な要素ですが、過ごし方を間違えると逆効果になることがあります。


特に注意したいのが、休憩中にスマホを長時間見てしまうケースです。


動画やSNSは刺激が強く、脳が完全に切り替わってしまうため、次の集中に戻りにくくなります。


本来の休憩は、集中で疲れた脳を軽くリセットする時間です。


立ち上がって軽く体を動かす、遠くを見る、深呼吸をするなど、短時間で気分転換できる行動がおすすめです。


5分の休憩は「ダラダラ過ごす時間」ではなく、「次の25分に備える準備時間」と考えることで、集中力を維持しやすくなります。


「25分」にこだわりすぎないことが大切

「25分」にこだわりすぎないことが大切

ポモドーロ・テクニックというと「25分集中」が強調されがちですが、この時間にこだわりすぎないことも大切です。


集中力の持続時間には個人差があり、25分では短いと感じる人もいれば、逆に長く感じる人もいます。


無理に25分続けようとして集中が切れてしまっては、本来の目的から外れてしまいます。


大切なのは、自分が最も集中しやすい時間を見つけることです。


例えば、15分+5分や30分+5分など、自分に合った時間に調整しても問題ありません。


勉強効果を高めるポモドーロ・テクニックのコツ


最後のポモドーロ・テクニックの効果を高めるためのコツについて紹介します。


勉強内容別(暗記・演習)の使い分け

勉強内容別(暗記・演習)の使い分け

ポモドーロ・テクニックは、勉強内容に応じて使い分けることで効果が高まります。


英単語や漢字、社会の用語などの暗記学習は、短時間で集中しやすいため、25分のポモドーロと相性が良い勉強内容です。


一方、数学の応用問題や理科の思考問題などの演習では、途中で区切ると流れが止まってしまうことがあります。


その場合は、1問ごとに区切ったり、ポモドーロを30分に調整したりするなど工夫が必要です。


暗記はテンポよく回数を重ね、演習は「解き切る」ことを優先する意識が大切です。


勉強内容に合わせて時間の使い方を変えることで、集中力を無駄にせず、効率的な学習につなげることができます。


目標設定とセットで使う重要性

目標設定とセットで使う重要性

ポモドーロ・テクニックの効果を高めるためには、目標設定とセットで使うことが欠かせません。


目標が曖昧なまま25分を始めてしまうと、「何となく勉強しただけ」で終わってしまいがちです。


例えば、「英単語を覚える」ではなく、「英単語を20個テストできる状態にする」といったように、具体的で達成が判断できる目標を立てることが大切です。


目標が明確になることで、25分間の集中力も高まり、達成感も得やすくなります。


また、小さな目標を達成する経験を重ねることで、勉強への自信や継続力も育ちます。


ポモドーロ・テクニックはこんな人におすすめ

ポモドーロ・テクニックはこんな人におすすめ

ポモドーロ・テクニックはこんな人におすすめです。


  • 勉強を始めるまでに時間がかかってしまう人

  • 集中力が続かず自己嫌悪になりやすい人

  • 勉強習慣を身につけたい人


ポモドーロでは「25分だけやる」と最初から決まっているため、勉強を始める心理的な負担が大きく下がります。


完璧を目指す必要はなく、「とりあえず1ポモドーロだけ」と考えることで、自然と机に向かいやすくなります


仮に集中できない日があっても問題ありません。


集中力が続かない自分を責めるのではなく、仕組みの力を借りて勉強に向き合うことが、自己嫌悪から抜け出す第一歩になります。


勉強習慣を身につけたいと考えている人にも、ポモドーロ・テクニックは非常に相性の良い方法です。


勉強習慣が続かない原因の多くは、「最初の一歩が重い」「続ける仕組みがない」ことにあります。


短時間でも「毎日できた」という達成感が積み重なることで、勉強が特別な行動ではなく、日常の一部になっていきます。


勉強習慣は気合ではなく、続けやすい仕組みで作ることが大切です。


まとめ|ポモドーロ・テクニックで「集中できる勉強」を身につけよう


ポモドーロ・テクニックは、集中力が続かない人でも無理なく取り組める勉強法です。


長時間勉強することを目標にするのではなく、短い集中と休憩を繰り返すことで、勉強の質を高めていくことができます。


25分という時間にこだわりすぎず、自分に合った時間配分を見つけてみてくださいね。


まずは「1ポモドーロだけやってみる」ところから始め、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

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