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勉強の目標と計画を立てることの効果と手順

  • ota647
  • 1月10日
  • 読了時間: 8分

「なんとなく勉強を始めたけれど、何をすればいいか分からずダラダラと過ごしてしまった…」

「目標を立てても三日坊主で終わってしまう…」


勉強に関して、こんな悩みはありませんか?


目標や計画を立てることは、単なる精神論ではなく、勉強の成果を向上させるため上でとても重要です。


今回は「正しい目標と計画の立て方」を詳しく解説します。


なぜ勉強に目標と計画が必要なのか?

なぜ勉強に目標と計画が必要なのか?

目標や計画は絶対に立てるべきものというわけではありませんが、目標や計画を立てることで得られるメリットもあります。


まずはそのメリットについて紹介していきます。


勉強の成果が向上しやすい(目標設定理論)


アメリカの心理学者であるエドウィン・ロック氏は、「具体的で少し難しい目標」を設定した人は、曖昧な目標を立てた人よりも高い成果を出すことを発見しました。


また、具体的であればあるほど、達成の可能性は高まります。


つまり、ぼんやりと「今回のテストはイマイチだったから、次のテストはもう少し早めに手をつけるぞ」「次のテストに向けて毎日勉強頑張るぞ」と考えていても成績は上がりづらいでしょう。


「次の数学のテストで80点以上取るために、毎日19時〜20時に学校のワークを3ページずつ進める」などのように、具体的に目標を立てることで勉強の成果を得やすくなります。


学習効率が高まる


計画がないと、毎回「何をすべきか」を考えることから始めなければならず、時間とエネルギーを無駄にします。


その結果、「気づいたら部屋の掃除を始めていて、1時間が経っていた…」なんて経験をしたことがある人も多いのでは。


あらかじめ「今日は英語のワークを⚪︎ページから⚪︎ページまでする」という計画があれば、机に向かってすぐに勉強を始めることができ、限られた時間を最大限に活用できます。


モチベーションの維持と自己効力感を得られる


小さな目標(スモールステップ)を一つずつクリアすることで、「自分はできる」という自信(自己効力感)が生まれ、やる気を維持しやすくなります。


「勉強を頑張る」という曖昧な目標では、何をどこまでやったら終わりなのかが分からないため、ゴールのないマラソンを走っているような感覚に陥りやすくなります。


特に勉強が苦手な人はまず「机の前に座って、問題集を開く」ぐらい細かく目標を刻んで、1つ1つの行動で達成感を得られるようにしてみましょう。


勉強の目標と計画を立てるときの具体的な手順(目標から逆算型)

勉強の目標と計画を立てるときの具体的な手順(目標から逆算型)

効果的な計画は「最終目標」から逆算して立てるのが基本です。


1.最終目標(長期)を明確にする


「〇〇高校合格」や「偏差値〇〇以上」など、具体的な目標を設定します。


「5教科で⚪︎点以上」のように、数値にできる場合は数値で目標設定しましょう。


数値にすることで「目標を達成できた、できなかった」がはっきりするため、達成感を得やすくなります。


2.中期目標(1〜3ヶ月)に分ける


長期目標を達成するために必要なステップを、「1ヶ月でこの問題集を終わらせる」といった単位で設定します。


「何をどのくらい勉強するか」については、これまでの学習内容と点数を参考にしましょう。


例えば、「次の数学のテストで80点以上をとる」という目標を設定して、直近のテストで「テスト範囲のワークを1周解いて60点」だったとした場合、ワークで間違えたところをもう一度解き直しすれば80点以上取れる可能性があるため、「ワークを1周解いて、間違えたところは2周する」といった中期目標を設定します。


このように「これぐらいの勉強量で⚪︎点だった」という、自身の過去のデータから、中期目標と計画を立ててみてください。


3.短期目標(1日〜1週間)のタスクに落とし込む


中期目標をもとに「〇日の17時〜18時はこのワークを5ページ進める」といったレベルまで具体的に、量と時間を決めます。


勉強の目標や計画を立てるときの具体的な手順(積み上げ型)

勉強の目標や計画を立てるときの具体的な手順(積み上げ型)

大きな目標から逆算する「逆算型」だけが正解ではありません。


「何から手をつけていいか分からない」

「やる気が続かない」


という方にこそ試してほしいのが、現状の自分から少しずつ習慣を増やしていく「積み上げ式」の方法です。


1.「ばかばかしいほど小さな習慣」から始める


学習習慣がゼロもしくはそれに近い状態から、いきなり目標と計画を立てようとしても、「モチベーションが続かない」という方もいると思います。


そういった方はまず「ばかばかしいほど小さな習慣」から始めてみることをおすすめします。


例えば、「1時間、勉強をする」ではなく「1問だけ問題を解く」、「単語を10個覚える」ではなく「単語帳を開く」などです。


なぜこれほど小さくするのかというと、「昨日もできた、今日もできた」という成功体験を着実に積み上げるためです。


この小さな達成感が「せっかくだからもう少しやってみよう」という前向きな意欲を引き出します。


1〜2週間ほど続けられるようになれば、少しずつ量を増やしていきましょう。


気づけば難しい目標も達成できるようになります。


「やる気は始める前に出ず、始めてからしか出ない」という研究もあるため、始めるときの第一歩をばかばかしいくらいに小さくすることがポイントです。


2.「if-then プランニング」で行動のスイッチを入れる


習慣化するのが難しく感じている方には、特定の状況と行動をセットにする「if-then プランニング」がおすすめです。


以下のように「if-then プランニング」を活用すれば、意志の力に頼らずに行動を自動化できます。


【例】

if(状況): トイレに入ったら

then(行動): 単語を5つだけ覚える


このように「いつ、何をやるか」をあらかじめ決めておくと、脳が迷わずスムーズに勉強へと移行できるようになります。


3. 3日間のトライアルで計画を育てる


計画は一度立てたら終わりではありません。


まずは手書きで計画を書き出し、「3日間」だけ実践してみましょう。


実際に目標と計画を立ててやってみると、「寝る前に単語を覚える予定だったが、疲れて寝てしまった…」「ワークを⚪︎ページ終わらせる予定だったが、問題が難しくて予定通り進まなかった…」など、意外と予定通りに進まないことに気づくでしょう。


まずは3日間だけ目標を計画を立ててみて「負担が重すぎないか」「生活リズムに合っているか」を確認しましょう。


目標と計画を立てて、結果を振り返り、調整を加える「トライアンドエラー」を繰り返すことが、半年後、1年後の大きな成果へと繋がります。


目標設定の黄金律「SMARTの法則」

目標設定の黄金律「SMARTの法則」

目標や計画を立てたときに確認すべきこととしておすすめなのが、「SMARTの法則」です。


目標を立てる際は、以下の紹介する5つの要素(SMART)が含まれているかチェックしましょう。


Specific:具体的に


「勉強をがんばる」といった曖昧な言葉ではなく、「誰が見ても何をやるか分かる」くらい具体的に決めます。


「数学の成績を上げる」というのがダメな例で、「数学の定期テストで90点以上を取る」というふうに具体的にしましょう。


Measurable:数字で測れる


目標の中に「数字」を入れましょう。


数字があれば、あとどれくらいで達成できるか、自分の成長がどれくらいかが客観的に分かります。


「30分」「5ページ」「20個覚える」のように、測れる数字を使います。


Achievable:達成できる


高すぎて届かない目標や、簡単すぎる目標ではなく、「背伸びをすれば手が届く」くらいの現実的な目標にします。


非現実的な高すぎる目標は、やる気をなくす原因になります。自分の今の実力に合わせて、努力すれば達成できるものを設定しましょう。


Related:夢や目的に関わっている


その目標が、自分の行きたい高校への合格や、将来の夢に「つながっているか」を確認します。


「なぜこれをやるのか?」という理由がはっきりしていると、苦しいときでもモチベーションを維持しやすくなります。


Time-bound:期限を決める


「いつまでに」やるのか期限を決めます。期限がないと、ついつい先延ばしにしてしまうからです。


「今週の日曜日まで」や「今日の18時まで」のように、1日や1週間単位で細かく期限を作ると、すぐに行動に移しやすくなります。


目標や計画を立てて途中で挫折しないためのポイントと注意点

目標や計画を立てて途中で挫折しないためのポイントと注意点

最後に計画倒れを防ぐための工夫を紹介します。


計画通りに進め、目標を達成する可能性を高めるためにも、ぜひ取り入れてみてください。


手書きで紙に書き出す


スマホのメモより、手書きのほうが「自分で立てた目標」という意識が強まり、達成意欲が高まります。


目標を紙に書き出して、机や洗面台、トイレなど、毎日、目に入る位置に貼っておくのがおすすめです。


週に一度「余白の日」を設ける


予定を詰め込みすぎず、遅れを取り戻したり復習したりするための予備の時間を週に一度は作っておきましょう。


少しだけサボったり、予定通りに進まなかったりした時に一気にやる気を失ってしまった経験をしたことがある方もいると思いますが、これは「どうにでもなれ効果」と呼ばれています。


例えば、「毎日1時間勉強する」と決めて数日は続けられていたが、部活や遊びなどの予定によって、たまたま1日サボってしまっただけで「もういいや」となってしまい、習慣が途切れてしまうといったパターンです。


仮に予定通りに進まなかった日があったとしても、余白の日を週に1日設けておくことで、遅れた分をカバーすることができ、どうにでもなれ効果を避けることができます。


休憩の質にこだわる(スマホはNG)


50分勉強・10分休憩のように勉強の合間に休憩を挟む場合は、休憩中にスマホを触るのは避けましょう


SNSなどによって脳が情報過多で疲れ、集中力が途切れてしまいます。


目標と計画を立てながら勉強の習慣化を目指しましょう


今回は勉強の目標と計画を立てる効果、手順についてご紹介しました。


目標と計画を立てることは、いわば「暗い夜道に街灯を立て、目的地までの地図を手に入れる作業」です。


足元(今日のタスク)が数値や時間で明るく照らされていれば、迷いや不安を感じることなく、最短距離でゴールへたどり着くことができます。


まずは今日、「明日やるべき小さなこと」を一つ、紙に書き出すことから始めてみてください。


美馬うだつ塾では教科指導と共に、勉強の目標や計画を立てながら、お子さんが見通しをもって学習を進められるようサポートしています。


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