top of page

小学生のお子さんがいる方必見!読解力がつかない原因と伸ばすコツ

  • ota647
  • 10月5日
  • 読了時間: 5分

「うちの子、文章を読んでも内容がわかっていない気がする…」


そんな不安を感じたことはありませんか?


実は、お子さんの読解力がつかないのは、勉強のやり方や努力が足りないからではありません。語彙力や文章のつかみ方、考える力がまだ育っていないだけなのです。


この記事では、読解力が伸びない原因と、おうちでできるサポートのコツをわかりやすく紹介します。


小学生のお子さんがいらっしゃる方は参考にしてください。


読解力がつかないと感じるのはなぜ?

読解力がつかないと感じるのはなぜ?

読解力に悩んでいる子には以下のような特徴があります。


  • 語彙が少なく、文中の言葉の意味がわからない

  • 接続語や因果関係を理解する力が弱く、文章全体の流れやつながりが意識できていない

  • 内容をイメージできず、「なんとなく読む」だけになっている


そして、こうした状態を改善するために、「とにかく本を読もう」「読書量を増やそう」と考える方も多いのでは。


読解力をつけるために本をたくさん読むだけでは、必ずしも読解力は伸びません。


むしろ文章を読むのが苦手な子にとっては、余計に苦手意識が増してしまうこともあります。


読解力とは「読む力」+「考える力」+「伝える力」

そもそも読解力とは何なのか、というところから考えてみましょう。


読解力は、ただ文字を追う力だけでなく、「内容を理解し、自分の考えを言葉で表す力」までを含みます。


文章の意味を理解し、要点をつかみ、自分なりに整理できることが重要です。


大切なのは「なぜそう思ったの?」と問い返しながら、内容を理解し、考える練習をすることです。


文章の読解が苦手な子の主な原因

文章の読解が苦手な子の主な原因

読解力が育たない背景には、複数の要因があります。


特に次の4点は多くの子どもに共通しています。


語彙力不足で文の意味をつかめない

知らない言葉が増えると、文全体の意味をつかみにくくなります。


日常会話では使わない言葉(例:〜に基づいて、〜に対して)が出てくると、理解が止まってしまいます。


文構造(主語・述語)の理解が弱い

「誰が・どうした」という文の構造をつかめないと、内容を正確に理解できません。


特に長い文章や説明文で混乱する傾向があります。


内容をイメージできず「読み流す」

読解には「頭の中で映像を描く力」が欠かせません。


想像力が働かないと、文章がただの文字列にしか見えなくなります。


問題文の意図を読み取れていない

国語や算数の文章題で「何を聞かれているか」を読み取れないと、正しい答えにたどり着けません。


これは「読解=指示理解力」とも関係しています。


小学生のお子さんの読解力を伸ばす家庭でのサポート法

小学生のお子さんの読解力を伸ばす家庭でのサポート法

家庭でできる工夫を続けるだけでも、読解力は確実に伸びていきます。


親御さん自身が勉強や問題の解き方を教えることなく、お子さんが自ら考えるような問いかけをすることで、読解力を養うことができます。


音読で語彙とリズム感を育てる

音読は、文の構造や言葉の使い方を自然に身につける基本練習です。


ただ音読するだけでなく、読み終えたあとに「どんな話だった?」と簡単に話し合うことで理解が深まります。


「読んだ内容を説明させる」習慣づくり

「どういうお話だった?」

「どんなところが面白かった?」

と質問し、子どもが自分の言葉で説明する機会を作りましょう。


これは“アウトプット型学習”で、理解力の定着にとても効果的です。


ニュース・絵本・図鑑など多様な文章に触れる

物語だけでなく、説明文・情報文にも触れることが大切です。


幅広いジャンルを読むことで、思考の幅と語彙が自然に広がります。


「間違いノート」で理解のズレを一緒に確認する

テストやドリルで間違えた問題を一緒に振り返り、「なぜ間違えたのか」を話し合うことで、読み取りのズレを修正できます。


教科全体で読解力を育てる学び方

教科全体で読解力を育てる学び方

読解力は国語だけで使う力ではありません。


国語力が他の教科を学ぶための土台になるように、算数や理科などの問題を通して「読んで理解する力」を高めることもできます。


算数の文章題で「情報整理力」を鍛える

問題文を図や表にして整理する練習は、読解力の基礎を鍛えることにつながります。


「何がわかっていて、何を求めているか」を考える習慣をつけましょう。


理科・社会の読解で「要点抽出」を練習

理科の実験文や社会の資料文など、「大事な部分を見抜く」力も読解力の一部です。


重要な部分に線を引く練習もおすすめです。


ノートまとめや発表で「思考と言語化」を結びつける

自分の考えをまとめて話す・書くことは、理解力と表現力の両方を伸ばします。


小学生のうちに「考えを整理して伝える」経験を積んでおくと、中学生以降の学習もスムーズに理解しやすくなります。


読解力がつかないと中学・高校でどう影響する?

読解力がつかないと中学・高校でどう影響する?

小学生のうちに読解力を育てておかないと、中学以降の学習に大きく影響します。


問題文を読み違えてミスが増える

「読み飛ばし」「思い込み」によるミスは、テスト点数に直結します。


内容理解に時間がかかり、学習効率が下がる傾向もあります。


教科書や資料の理解に時間がかかる

理科や社会、英語の長文読解でも、文章理解が苦手だと授業のスピードについていけません。


自己表現・作文・英語学習にも影響する

読解力は「書く力」や「話す力」とも深くつながっています。


読める子は、書けて・話せる子になる傾向があります。


まとめ:読解力は「練習」と「習慣」で育つ力


小学生の読解力は、特別な才能ではなく、日々の積み重ねで育つ力です。


音読や対話など、家庭での小さな習慣を続けるだけでも、確実に子どもの理解力は深まっていきます。


美馬うだつ塾でも、速く正確に読み解く力を鍛える教材『TERRACE(テラス)』を導入し、お子さま一人ひとりのレベルに合わせて“読む力”を育てる指導を行っています。


無料体験会も行っておりますので、「家庭で頑張っているけれど限界を感じる…」という場合は、お気軽にお問い合わせください。


bottom of page