美馬市は徳島県の西部に位置し、豊かな自然と数多くの文化財に恵まれた地域です。 当塾が位置する脇町は、江戸時代から明治期にかけて代表的産業として広がった藍づくりにより栄え、現在も商家の富や成功を物語る「うだつ」や虫籠窓を備えた建物が多く残ります。そして、昭和６３年（1988年）には国の重要伝統的建造物群保存地区に、平成19年（2007年）には「美しい日本の歴史風土100選」に選ばれています。 美馬市内には壮大な伽藍や豪華な山門の立ち並ぶ古刹の集まる「寺町」があり、「四国三郎」の別名を持つ吉野川が市のほぼ中央部を東西に流れ、またそこには剣山に源を発し、四国一の水質を誇るといわれる清流「穴吹川」が流れ込み、大小さまざまな河川が肥沃な土地を形成しています。美馬市で生まれ育った人の中には、こうした地域の魅力を魅力だと気づいていない人が沢山います。 美馬市に限らず地方の若者の流出原因の一つは、地元の素晴らしさを知らず愛郷心が少ないことだと考えます。 美馬うだつ塾では基礎学力の向上だけでなくふるさと学習を通じて愛郷心を育み、都市部の大学に出てもいずれ美馬市に戻り、美馬市を盛り上げてくれる若者の輩出を目指しています。